シビラとビヨンドは、NFT導入支援のワンストップソリューションを共同で提供開始
2022年02月16日(水)
シビラ株式会社(本社:大阪市北区,代表:藤井隆嗣,以下「シビラ」)と株式会社ビヨンド(本社:大阪市浪速区、代表:原岡 昌寛,以下「ビヨンド」)は、NFTを活用したサービスのヒアリング・要件定義から開発・運用保守までをワンストップで支援するソリューションを共同で提供いたします。

■背景
2017年12月ブロックチェーンゲームのクリプトキティーズのゲーム内アイテムNFTが11万707ドル(当時約1200万円)で売れた事で話題になりました。ブロックチェーンデータ会社のChainalysis社の最新レポートによると、2021年のNFTの取引総額は409億ドル(約4兆7100億円)と公表されました。2021年は国内でもマンガ、アニメ、ゲーム、芸能、スポーツ、etc. 幅広い領域でNFTの活用が始まり、NFTマーケットプレイスもLINE、GMO、楽天、etc. から続々と発表され、NFT市場が形成されました。2022年はNFT活用がより活性化すると考えられています。
【シビラの役割】
一方、NFTには課題も存在します。NFTにはパブリックチェーンのNFTとプライベートチェーンのNFTがあり、世界中で話題になっているのは前者ですが、現在パブリックチェーンのNFTにはユーザビリティに課題があるため、国内ではプライベートチェーンが選択されることが多くなっています。しかし、プライベートチェーンのNFTでは世界で起きている事で起きない事が多数存在します。シビラが提供するプロダクトはパブリックチェーンにおけるNFTの課題を解決し、日本のNFTをグローバルスタンダードへと導きます。
【ビヨンドの役割】
ビヨンドは、ゲーム業界の大規模インフラ構築・運用の経験を活かし、オフチェーン(ブロックチェーン外)とオンチェーン(ブロックチェーン内)の両方を考慮した設計と、オフチェーンのシステム構築・運用を行います。NFTを活用したアプリケーションは、スマートコントラクトだけで完結することはなく、当然オフチェーンの API や UI が構成要素として必要です。今後、デジタルアートのNFT化にとどまらず、様々なNFTアプリケーション(ブロックチェーンゲームなど)が増加するにつれて増大すると思われるオフチェーンの開発・運用にかかる負担をビヨンドの技術力によって軽減します。

<コントラクトウォレットとは>
コア機能がスマートコントラクトで実装されたウォレットの総称です。複数の鍵による権限管理、鍵の紛失などに対応できるソーシャルリカバリー、暗号資産未保有ユーザーへのサポートを可能にするメタトランザクション(トランザクションやその手数料支払いの代理実行)など、スマートコントラクトだからこそ実現可能な機能を有しています。
<unWalletとは>
シビラが提供するウォレットサービスで、NFT やブロックチェーンについての知識を持たないユーザーが、一般的な Webアプリケーションと同様の UX で NFT 管理ができる自己主権型ウォレットサービスのことです。コア機能が実装されたシビラ独自開発のコントラクトウォレットと、Web ベースの UI で構成されます。
<unWallet Enterpriseとは>
シビラが提供するSaaS(Software as a Service)で、NFT についての専門知識を持たない企業や開発者が、 NFT を活用したアプリケーションを開発するために必要な API (アプリケーションプログラミングインターフェース)やSDK(ソフトウェア開発キット)などを提供するSaaSです。
■NFT導入支援サービスの特徴
ワンストップソリューション
NFTを検討したいフェーズからのヒアリングにはじまり、要件定義・基本設計・開発、サービスリリース後の保守・運用までしっかりとサポートいたします。

NFTにまつわる課題を解決したNFTサービスの構築

[ユーザビリティ]
・ダウンロード・インストール不要のウォレット
unWallet は Web アプリケーションなので、エンドユーザーにブラウザ拡張やネイティブアプリのダウンロードを要求する必要はありません。もちろん、スマホからも PC からもアクセス可能です。
・専門知識不要でNFTサービスの開発可能
あなたのアプリケーションと unWallet との連携は、慣れ親しんだソーシャルログインと同じような感覚で行うことができます。エンドユーザーもアプリケーション開発者も、ブロックチェーンに関する高度な専門知識は不要です。
・暗号資産の保有を不要にするtx手数料代払い機能
unWallet のメタトランザクション機能を使えば、エンドユーザーのトランザクション手数料支払いをアプリケーション運営者がサポート(完全に肩代わりしたり、法定通貨で前・後払いしてもらう前提で代払いしたり)することも可能です。
[セキュリティ]
・自己主権型のウォレット
unWallet のメタトランザクション機能を使えば、エンドユーザーのトランザクション手数料支払いをアプリケーション運営者がサポート(完全に肩代わりしたり、法定通貨で前・後払いしてもらう前提で代払いしたり)することも可能です。
・秘密鍵の紛失・盗難に対応可能
専門知識のないエンドユーザー個人に秘密鍵の盗難や紛失といった事故対応の責任を押し付けることは、アプリケーションのセキュリティやカスタマーサポートコストにも悪影響を与えます。unWallet はソーシャルリカバリーというセキュアな方法でユーザーの秘密鍵管理をサポートします。
・多要素認証
unWallet を利用するためには、一般的なメールアドレスとパスワードによる認証だけでなく、SMS や FIDO を活用した多要素認証をパスする必要があります。すなわち、ウォレット保有者本人以外による利用を厳しく制限することが可能です。